| 3 これからどうなる?
(1) 第四世代の前に〜なんでもケータイに
第二世代から携帯電話は「単なる電話機」から
「情報端末」へと変貌したと前にも書きました。
今後端末はどうなっていくのでしょう。
筆者はある製品の展示会に出かけました。
その製品は携帯電話とは関係ありません。
各メーカの説明員と筆者の間には決まって次のような会話になりました。
筆者:「この最新の製品はLSI化で小型化できました。今後これをどのように応用していくのですか?」
説明員:「そうですね、携帯電話に搭載したいですね。」
情報関係以外の業種の人々も携帯電話のビジネスを考える時代になりそうです。
もし、すべてが搭載されれば、「情報端末」から「何でもできる機械」へと進化しそうです。
ほんの一例ですが、
・画面に2次元バーコードを表示し、定期券になる
・端末に電子マネーをダウンロードし、財布代わりになる
・アンテナの先に温度センサが付き、体温計になる
・血流値計算機能がつき、健康管理端末になる
・GPS、加速度センサ、気圧センサを組み合わせ、歩行記録端末になる…
上記はこれからの技術ですが、今の技術での応用で増えそうなのは、
「システムに何か障害が発生したときに、瞬時に担当者へメールが届く」機能です。
確かに便利そうですが、当の担当者は休まる暇がなさそうです。
便利は必ずしも人を幸せにするとは限らない例ですね。
(2) 第四世代は?
現在は影も形もありません。新しい方式も提案されていません。
2006年ごろから検討が始まり、
2010年ごろ本格的にサービスが始まるのではないかと言われています。
第三世代の普及如何でこの時期は前後しそうです。
大きく普及すれば、第四世代は早まるでしょうし、
普及しなければ、第四世代も遅れるでしょう。
無線LANなどほかの無線方式と融合するのではないかとも考えられています。
静止時には無線LANで高速通信、移動時は携帯で低速だが切れない通信といったふうに、
ユーザが意識せず無線方式をシームレスに切り替えられるようになるでしょう。
携帯電話の無線装置と無線LANの装置は、ハードウェア的には異なるものです。
両方の装置を搭載すると、端末が大きく、そして重くなってしまいます。
このハードウェアで処理している部分をソフトウェアでできるようにしようという動きがあります。
「ソフトウェア無線」と呼ばれるものです。
現在は研究段階ですが、数年のうちに製品化されるでしょう。
そうなれば、ユーザは無線方式を気にせず、
最適な手段でインターネットを利用できるようになるでしょう。
2002年に入り、無線LANサービスが始まりましたが、
外にPCを持ち出して利用する人がどれくらいいるのか不明です。
少ないパイの奪い合いとの指摘もあります。
自治体、企業などが利用法を一生懸命考えていますが、決定打が出ていません。
技術は進化していますが、利用法が追いつかないのが現状です。
「ケータイバブル」は本当にはじけてしまったのでしょうか…
|