スパムメール(迷惑メール)

目次

1 スパムメールとは?
2 スパムメールの語源
3 参考リンク


1 スパムメールとは?


一般に電子メールを使った広告や勧誘等で、不特定多数に一方的に送り付けられるものをインターネット用語でスパム(spam)と呼びます。受信フォルダの中に溢れかえる、自分には関係のなさそうな宣伝メールや勧誘のメール・・・対策を行って減った方もいれば、全然減少しなくて困っている方もおられるかとおもいます。

日本では電子メール対応の携帯電話のが広く普及した結果、携帯電話宛てに送信されてくる不必要なメール(宣伝や不幸の手紙系など)全般を、携帯電話キャリアがそう呼び出したのをきっかけに「迷惑メール」と呼ぶのが浸透しています。

ちなみにスパムメールや迷惑メールの定義や呼び方などは曖昧で、特に決まり事はないのが現状です。しいて言えば、「迷惑」メールというかなり広いカテゴリーの中に、スパムメールが含まれている、といったとこでしょうか(ウイルス付きメールも迷惑メールでは? という考えもありますし、特定の受信者が迷惑に感じたメールは、その人にとっては迷惑メールになってしまうわけですから)。

このスパム(迷惑)メール、メール機能を搭載した携帯電話の普及と相まって、数年前から急速に広まったのですが、その最大の理由はDMなどと異なり「ほぼ無料で、大量かつ不特定多数に同時に宣伝ができるため」と言えるでしょう。裏社会(?)で、携帯電話のメールアドレスが高い値段で売買されていることは、TVなどでも一時期、広く取り上げられていました。

そして2000年、(不特定多数に大量に宣伝メールを出している)いわゆる出会い系サイトなどが犯罪の温床になっている部分もあり、遂には社会問題までにも発展、ようやく法規制がされました(簡単に言うと、宣伝メールを送信する際には受信者の承諾が必要だったり、指定された件名でないと送信してはいけない、守らなければ罰則有り)。

しかし、この法規制も抜け道が多々あり、あまり効果があがってないようです。それよりも携帯電話のキャリアが各々でおこなっている迷惑メール対策や、ISP(プロバイダ)によっておこなっているスパムメール対策の方が効果があるようです。何より最近は「ワンギリ」の方が問題になっていました(スパムメール送信請負業者が、ワンギリ業者に業務転換をしただけという噂も)。

このように、ある種嬉しくない方が多いでしょうが、すっかり市民権を得てしまったスパム(迷惑)メール。そもそもどうしてその種の宣伝メールが「スパム」と呼ばれるようになったのでしょうか?

スパムメールの対策法の伝授などは他のHPに譲るとして、ここではその「語源」を少し詳しく見ていきたいと思います。

※ここではスパムメールと迷惑メールを、ほぼ同義の意味をもつ語句として捉え、記述しております。



2 スパムメールの語源

電子メールが何故スパムと呼ばれるようになったかについてですが、その中で最も信憑性が高い説に、"SPAM(スパム)" とはもともと、アメリカのHormel Foods 社の缶詰(青い缶詰に入ったピンクの加工肉)の商品名で、このSPAMの缶詰をネタにしたMonty Pythonというコメディ番組がスパムの語源となったという説です。


図2-1 SPAM缶詰の外観(出所 http://www.spam.com

 SPAMの缶詰はアメリカでは殆どのスーパーマーケットにも置いてあり、特にハワイではポピュラーらしく、コンビニエンスストアでは「SPAM おむすび」が販売されてるそうです。日本では在日米軍の影響もあり、沖縄では比較的簡単に入手できると聞きます。
 1970年に製作されたコメディ、「空飛ぶモンティ・パイソン」第25話、スパム・スケッチの内容を要約すると以下のようになります。

とあるレストランで夫婦が食事をしようとするのだが、
メニューには SPAM が入ったものしかなかった。
ウエイトレスと SPAM のメニューについて口論したら、
後ろにいたバイキング達が
「SPAM、SPAM、大好きスパム〜ステキなスパム〜愛しのスパム〜ワンダフル・スパム〜」
と歌を歌い出し、それにかき消されて会話が続けられなくなってしまう・・・。

日本ではあまり馴染みのないこのSPAMの缶詰ですが、アメリカでは非常に一般的な缶詰で、栄養価の低い安価な食べ物というイメージがあるらしく、それによりコメディでネタにされたみたいです。メニューに SPAM しかないレストラン、というナンセンスさが可笑しいということらしいのですが・・・。文面だけではその面白さは中々伝わってはきませんよね。

そして、同じことを何度も何度も繰り返されることや、そしてそれによって本来の会話や議論を妨げるような迷惑行為をスパムと呼ぶようになったとされています。そして更にインターネット上で他人の電子メールの邪魔をするメールに対してこの名前が付けられたそうです。

ちなみにこうして変に有名になってしまったSPAM缶詰ですが、この缶詰を作っているHormel Foods社がスパムメールを発信していると勘違いした人がいた時代もあったようで、Hormel Foods社は、自社の製品名がスパムメールというようなスラングに用いられている事に関し、公式にそれを否定する見解をweb上に掲載していたりします。

その他の説としては、南カリフォルニア大学のコンピュータ研究所が、迷惑な電子メールは加工肉食品の品質に共通する点があると言い出したことから始まったというものがあります。「誰も望まないし、頼んだ覚えもない。今まで誰も食べたことがない。たまにおいしいと感じることもあるが、それは1%のジャンクメールが一部の人にとって有用であるのと同じである」とのことです。

これらの説以外にも、缶詰のSPAMは本来、第二次世界大戦中のアメリカ兵士達向けに開発された手軽な肉系食品で、開戦当初は兵士達に人気があったが、そのうち大量のSPAMだけが食事の大半を占めるようになってしまい、兵士の中から「(大量の)SPAMはウンザリだ!!」という声が上がり、この時のSPAMを文字って誰からともなく「(ウンザリするほど大量の)いらない電子メール」をスパムメールと呼ぶようになったという説もあったりします。

このようなスパムという語句が一般化した証拠として、1998年8月13日に発行された「New Oxford Dictionary of English」の最新版ではついに、「SPAM」の項にそれまで「加工肉の青い缶詰の商標」と定義されていたのに加え、「多くの人びとに配信される、望まれないインターネットメッセージ」という新たな定義が加わっています。オックスフォード辞典の最新版にこの定義が加わったという事実は,当時のアメリカでは既に、スパムメールがインターネット生活の一部として、避けられない程度にまで拡大したことを示唆するものと言えます。

そのインターネットをくまなく調べると、最初にスパムメールを送信したとされるのは、アメリカの弁護士夫婦が送信した、永住権を有料で取得代行するといった詐欺まがいの宣伝メールだったことや、スパムキングと呼ばれた代行して、大量に宣伝メールをばら撒いていた人物がいたなども書いてあったりします。さらに興味のある方は参考リンクのページから見てみると良いと思います。迷惑メールのデータベースなんかもあったりして、ビックリします。

さすがはインターネット発祥の地アメリカ、日本なんかに比べるとスパム(迷惑)メールの歴史も長いようです。今後、どのようなスパムメール規制方法や、それを掻い潜ってスパムメールを送信する良い方法が編み出されていくのか? その宣伝文句やいかにも怪しい文面、何とか受信者の興味を惹こうと考え抜かれた件名など、ちょっと見方を変えるとスパム(迷惑)メールも結構楽しかったりすると思うのですが・・・如何でしょう?


3 参考リンク

スパム(迷惑)メールに関しての記述は以下のサイトを参考にさせて頂きました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

KSK's Web Page http://www.kt.rim.or.jp/~ksk/indexj.html
PYTHON AIRWAYS http://homepage2.nifty.com/kabakov/
スパム反対運動掲示板 http://resq.to/direct/antispam/
SPAM拒否!! http://www.joy.hi-ho.ne.jp/sdc1/
ジャンクメール対策室 http://sites.netscape.net/ikazhik/spam/
不正中継ホストデータベース http://ordb.org/
有限会社 長崎ネットワークサービス http://www.nanet.co.jp/
警視庁(ハイテク犯罪対策) http://www.npa.go.jp/hightech/
BCN http://www.computernews.com/
Hotwired Japan http://www.hotwired.co.jp/
ZDNet  http://www.zdnet.co.jp/
毎日新聞 http://www.mainichi.co.jp/index.html
日経テレコン21  http://telecom21.nikkeidb.or.jp/home/

 








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